Beach Combing
漂着物から環境デザインを考える
ビーチコーミングとは、海岸などに打ち上げられた木材やプラスチックなどの漂着物を収集の対象にしたり観察したりする行為です。フォーラムでは流れ着いた漂着物から環境問題を考えます。
SSF特別課外活動として、茨城県の高戸前浜海岸にてビーチコーミングを行いました。 近年では海洋中のマイクロプラスチックが環境問題の話題として取り上げられています。実際に自分たちの手で漂着物の調査を行うことで見えてくるものを考えます。
自然植物による漂着物の中に人工物(プラスチック成型品)が多く紛れ込んでいました。
「ポリ袋は木の枝などに絡みついて一体化してしまうことが多い。」と話す代表理事の中川。
ペットボトルが多く見つかりましたがキャップのみが数多く流れ着いていました。
砂地をふるいにかけることでかなり小さく粉砕されたプラスチック片も見つかりました。 貝殻や砂粒、木の実とは見た目には区別がつかない様な大きさです。
海浜植物もチェックします。海辺の砂浜の環境維持には欠かせない存在です。
台風の後ということもあり、海岸には大型の流木なども流れ着いていました。 漂流物は原型を留めているものと壊されているものに分けられ、細かいものでは砂粒と見分けがつかないくらい細かく粉砕されたものも見つかりました。 数年前よりもペットボトルキャップが多く、また電子タバコ普及のためかタバコのゴミが少なく感じられました。 消費の変化は漂着物にもダイレクトに影響していると考えられました。